自分とボールとの関係をつくるには？【テニス上達コラム】

 

 

前回まで自分とボールとの関係を作ることの大切さについて解説してきました。

ボールと自分との関係を『時間的』にも『空間的』にもつくること、ですね。

では、このボールと自分との関係を『時間的』にも『空間的』にもつくるとは、どのように行えばよいのでしょうか？

まず、最初に思いつくのは『足』ですね。

皆さんは、コーチや、上手な方から、『足が動いていない』とアドバイスされたことはありませんでしょうか？

私もよくこのアドバイスを受けました。
では、『たくさん足を動かす』ことが正解なのでしょうか？

私はそうではないと思っています。

では、プロの選手のプレイを見た時に、常にたくさん足を動かしているでしょうか？
たとえば、身体の近くにボールが飛んできた時に、不必要に足を動かしたりしているイメージがありますでしょうか？

おそらくそのようなイメージを持たれている方は少ないと思います。

足は『必要な分、必要なタイミングで、必要な量を動かす』ことが大事なのです。

もちろん、最終的な目的は『ボールと自分との関係をつくる』ことなので、ボールが遠ければ、それだけ足を動かす必要があります。
ですが、ボールが近かったらその必要はありませんね。

ですので、『動かす』ことも大事ですが、むしろ『どれだけ動かすことが必要か』を見極めることがもっと大切なことだと私は考えます。

では、さらに突き詰めて考えてみましょう。

ボールと自分との関係は『足』だけでしか作れないのでしょうか？

たとえば、相手のボールの軌道を予想し、フットワークを運んだ、けれども予想と違うバウンドになり、もう足は動かす余裕はない、そんな状況はありませんでしょうか？
そんな時、どのように『自分とボールとの関係』を作ればよいでしょうか？

 

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