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練習で何倍もうまくなるためのテニスノートのつけかた①

      2016/01/20

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 ポイント『なぜを繰り返す』

 

前回、テニスノートを書くとどんな良いことがあるか解説しました。

 

今回からは何回かにわけて、具体的にどのようにテニスノートを書いていけばよいかを紹介したいと思います。

前回も書きましたが、テニスノートはひじょうに奥が深くて、強くなっていけばいくほど、ノートに書かれる内容も深みが増していきます。

ですので、みなさんも自分なりのやり方も見つけるようにしていただくとよいかと思います。

 

その日その日のことを書いていく

 

まずは、その日その日の練習のことを書いていくようにしましょう。

 

大事なことは、練習メニュー等を書くだけに終わってしまうと、そのメニューでできたこと、できなかったことが整理されていきませんので、そのメニューの内容がどうだったかを書くようにしましょう。

 

特に書いていただきたいのは、

・そのメニューを行う目的はなんであったか

・その目的を達成するために何を意識したか

・実際にメニューの目的を達成できたのか

という点を書くようにしましょう。

 

テニスの練習メニューにはひとつひとつ目的があります。そして、そのメニューの目的は試合で勝つためのものです。

 

ですので、ひとつひとつの練習のメニューの目的を達成していくことで、小さい意志を積み重ねるように、一歩ずつ勝利へと近づいていくのです。

 

まず、その日の練習メニューの目的、そしてそのために何を意識したのか、そして結果としてその日の練習メニューの目的を達成できたのかを書くようにしましょう。

 

できたこと、できなかったこととその理由を考える

 

ラリー練習をしたとしましょう。

たとえば、

フォアハンドのミスを少なくし、毎回最低5往復つながるようにラリー練習を行う

と、目的設定をしたとします。

 

しかし、ここでフォアハンドのミスが少なくならず、目的を達成できなかったのであれば、さらに具体的に書いていきます。

 

ここで大事なことは、書きながら『なぜ』を3回ほど問いながら書いていきましょう。
たとえば、

 

なぜフォアハンドのミスが多かったのか
→ボールに対して準備が遅くなった

 

なぜボールに対して準備が遅くなったのか
→打点に余裕をもって入れていなかった

 

なぜ打点に余裕をもって入れていなかったのか
→相手のボールの軌道を予測する習慣が抜けていた

 

という具合に行います。

 

このように『なぜ』を繰り返すことで、より本質的な問題にたどり着き、課題の改善がされていきます。
そして、残念ながら、

『フォアハンドのミスが多かった』
『ボールに対しての準備が遅かった』

というだけで終わってしまっては、課題が掘り下げられていないので、次の練習でも同じようなミスを繰り返すおそれがあります。
ですので、必ず『なぜ』を繰り返して、自分の問題点をノートのうえで掘り下げるようにしましょう!

 

 

 

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 - 戦略・戦術・ショットの選択, 試合で強くなるための練習法