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練習で何倍もうまくなるためのテニスノートのつけかた⑩

      2016/01/20

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 ポイント『練習での成功体験を増やす』

 

前回では、練習で取り組んでいく際の考え方について解説しました。

今回は、具体的に練習に取り組む際に意識すると良いことを解説していきたいと思います。

 

失敗体験が不安を生む

 

多くのプレーヤーが、練習ではうまくいくのに、試合ではなかなか勝てない、いつもどおりのプレーができない、という悩みを抱えていると思います。

試合の緊張した場面になると、腕が縮こまったり、「入るだろうか」という不安で頭がいっぱいになったりします。

そして、「自信がない」「メンタルが弱い」と感じています。

 

では、「自信」とはいったいなんでしょうか?

 

私の考えでは、自信というのは、「信じれる自分」のことだと考えます。

そして、自信があるということは、「信じれる自分がいること」

自信がないということは、「信じれる自分がまだないこと」

だと考えます。

 

では、「自分」とはなんでしょうか?

ここで考える自分とは、「技術や実力」だと考えます。

 

たとえば、マッチポイントで、サービスを打つときに緊張してしまう、不安を覚えてしまうとします。

ここでは意識していませんが、「このサービスが入るかどうかが不安」という考えが身体の中に存在します。

 

では仮に、このサービスが過去の練習で100%入っているとしたら、どうでしょうか?

おそらくこの不安は生まれないと思います。

 

つまり、技術的に不安がある「自分」がいるので、それを信じきることができないのです。

 

ということは、試合の中で緊張するのは、過去の失敗した体験がその不安を呼んでいるのだと考えられます。

過去の試合でダブルフォルトをしたり、何気ない練習での失敗経験が、自信のない「自分」を作っています。

 

そう考えていくと、信じれる「自分」になる方法が少し見えてきます。

 

成功体験が信じれる自分を作り上げる

 

失敗体験が信じれない「自分」を生み出すならば、成功体験を積むことで信じれる「自分」をつくり上げることができます。

 

練習の中で、たくさんの成功を積み重ねていくことで、「自分はできるんだ」と自分で思うことができるのです。

ということは、練習の中で「できる経験」をたくさん積んでおくことが、試合で最高のプレーができる近道である、ということになります。

 

では、どのようにすれば、「できる経験」を増やしていけるのでしょうか?

 

成功するように取り組む

 

多くのプレーヤーは課題に対して取り組む際のこのようなループになってしまいがちです。

図3

練習に取り組み、ミスをしてしまってから反省する、そしてまた取り組んでミスをする、というように、

ミスをしてから、反省する

というかたちになります。

これでは、なかなか成功体験が生まれづらくなります。

 

そこで、このように取り組んでみましょう。

図4

 

ここで、このシリーズの8回目で考えた、具体的な集中ポイントが活きてきます!

 

課題に対して、『いま』『ここ』に集中するために、技術的で具体的なポイントを意識するように考えました。

 

これを、意識しながら、取り組むようにします。

 

何度もお伝えしますが、『意識しながら』行うようにしてください。

これを行うことで、技術的にも改善されると同時に、メンタル面も『いま』『ここ』に集中する訓練にもつながるので、飛躍的に上達していく速度をあげていくことができます。

 

ぜひ、たくさんの成功体験を積んで、自信をつけていきましょう!

 

 

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 - 戦略・戦術・ショットの選択, 試合で強くなるための練習法