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スポーツ上達のための方法「道具の力を引き出すと強いボールが打てる」【元運動音痴のスポーツ上達コラム】

      2017/02/17

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前回のコラムでは、少し投げやりにボールを打ってみた所、これまでとは違った感覚でボールが打ててきたことをお伝えしました。

そのようにして、少しずつ良い感覚が身についてきたのですが、その当時はまだ感覚的には少しずつ理解していったものの、それがどうしてそうなのか、またどうすれば人に教えることができるのか、といったことが整理できていませんでした。

言うならば自分の中では、ただ『適当にボールを打った』だけなのです。ですが、結果としてのボールの質は変わっていました。

それから、その良い感覚を突き詰めながら、レッスンを積み重ねていたある時、ふと、自分がスイングしている感覚が、どちらかというと自分が『主』で打っているのではなく、ラケットが『主』になりつつあるように感じてきました。

それまでは、 『自分』が力で『ラケット』をコントロールし、操り、自分が司令を出して、その司令どおりにラケットを動かして、ボールを打つ、という捉え方をしていました。

ですが、その自分が『適当にボールを打った』感覚というのは、どちらかというと『ラケット』が『主』であり、自分はいかにそのサポートをするか、という感覚に近いものでした。

その瞬間から、少しずつ自分が感じていた感覚や、それでなぜ良いボールが打てるのか、といったことが理屈として理解できていきました。

つまり、テニスに限らず、野球やゴルフ等の道具を使うスポーツの場合、いかにその道具の力を引き出してあげるか、といったことが重要なファクターになってきます。
(※このコラムをお読みいただいてる方は、繰り返しになるかもしれませんが、本当に大切なことなので、お許し下さい)

ラケットやバット、ゴルフクラブといった道具の重さやその重さからせっかく生まれた遠心力を使わない手はありません。ですが、これが自分の手で制御しようとすると、せっかく生まれたその力を削ぎ落としてしまうことになります。自分の力が、道具の力を邪魔してしまうわけです。

しかし、その道具の力を引き出してあげよう、そして道具が自由に力を発揮するのをうまく促してあげる、という感覚で捉え始めることで、実は、より大きな力が
楽に発揮していけるわけです。

つまり、これまでは、自分の力が1、道具の力が1としたときに、
1+1=1馬力
だったものが、
1+1=2馬力
になっていくわけです。

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