足が遅い選手でもコートカバーを改善できる 【テニス上達コラム】
2017/01/29
今回は、ゲームでポイントを取っていくために必要な『時間』の考え方についてお送りしたいと思います。
ゲームでポイントを取っていくためには、相手から時間を奪うことはもちろんですが、自分が時間を奪われずにプレーをすることで、ポイントを取られづらくなっていきます。
すでに冊子をお読みになられている皆さんは御存知ですが、私はとても足が遅かったです。ですが、プレースタイルとしては、比較的コートカバーが良い方だったと思います。
そこには、実は秘密があります。それは、ラリー中に存在する『時間』を細切れにして考えていくと答えが出てきます。
まず、ラリー中のシーンを分解していくと、
1:自分が打ち、
2:打ったボールが相手の方に飛んでいって、
3:相手がボールを打ち、
4:相手が打ったボールが自分の方に飛んできて、
というかたちで、1→4を繰り返していくとラリーになっていきます。
ラリーはこの4つのシーンに分解できるわけです。
では、特に足の速い遅いが影響するのは、上のうちどのシーンになりますでしょうか?
それは、、、、
足の速い遅いが影響するのは、4のシーンですね。この4のシーンで、いわゆる『足の速さ』というのが必要になるわけです。
ですが、『コートカバー』という切り口で考えるならば、1~3の要素も必要になってくるわけです。
次回は、さらにこの1~3の要素を考えていく時に、どういった視点で分析していくと、コートカバーが改善していくのかを解説していきたいと思います。