試合で勝つためのメンタル改善法① 『目標までの要素を分解する!』
2016/01/20
試合で勝つためのメンタル改善法①
ポイント『目標までの要素を分解する!』
頑張っているのになかなか結果が出ない!
テニスを一生懸命に頑張っている方、試合にたくさん挑戦しているのに、なかなか結果が出ない選手や、その親御さんは、
「なぜこんなにがんばっているのに、結果が出ないんだろう」
「これだけやっても結果が出ないなら、意味がなかったのでは」
と考える方が多くいらっしゃるかと思います。
私も典型的にそのようなパターンにはまっており、毎日たくさん練習をしていた(実際には練習をしたつもりになっていたのですが、、)のに、結果がまったく出なくて、本当に苦労していました。
どれくらい結果が出なかったというと、大学時代には毎日5時間を超える練習と、1時間~2時間程度のトレーニングをしていましたが、正直なところ、まったく結果が出ませんでした。
多くのスポーツや勉強でもそうかもしれませんが、上達したり学習をすすめるための方法というのは、ある程度共通の方法があります。
おそらく多くの上級者は、これらの方法を踏まえつつ、自分のメンタリティや得意不得意等にあわせて、カスタマイズしている人がほとんどだと思います。
ですので、逆にいうと、上達するための方法を踏まえずに、どれだけの時間をかけても、どれだけのお金をかけても、結局無駄に終わります。
上達していかない理由
それでは、まず、上達できない方がはまる思考パターンを見ていきましょう。
・試合において、『勝つこと』だけが目的になってしまっている
・『ここまで勝ちたいんです!』とは言うものの、『どうしたらそうなれる?』と聞かれても具体的な答えがない
・試合前になると必死に努力し始め、また、試合が終わった後は悔しさから練習するが、長続きしない
他にもあるかもしれませんが、上に書いたような例に思い当たる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私も本当にそのまんまでした。
関東学生になりたい!JOPランキング100番になりたい!等の目標を口にしていたものの、具体的になんの技術が必要か、まったく理解できていませんでした。
また、いざ試合になると、「勝ちたい、勝ちたい」ばかり思ってしまい、挙げ句の果てには、「相手がデフォしてくれないかな、、、」なんて思ってしまったり。。。
情けない限りでした。
でもきっと、同じように思っているプレイヤーや選手が多くいることと思います。
上達するための考えかたとは??
それでは、どうすれば上達するための考え方を身につけることができるのでしょう。
まず、今の思考パターンを例に例えてみましょう。
あなたは、家にいます。
そして、明日は楽しいディズニーランドに行きたいと思っています。
そこで、上達しづらい人の思考パターンの場合ですと、
「明日ディズニーランドに行きたい!行きたい!」とひたすら念じている、ということになります。
でも、いくら念じても、せいぜい夢のなかでしか、ディズニーランドにはいけませんよね。。
では、具体的にディズニーランドに行くには、
・お金がどれくらい必要なのか?
・交通機関は何を使っていくのか?たとえばバスならば事前にチケットを取る必要はないのか?
・何時くらい着くようにするには何時くらいに起きるのか?
等はもちろんのこと、さらに楽しいディズニーランドにするためには、
・混雑しそうなのか?だとしたら、チケットを事前に購入しておく方法はないのか?
・事前にまわりたいアトラクションをチェックして、まわる順番を決めておく
・ファストパスをどのタイミングで使うのか?
・見たいショーはないのか?
・園内を歩きまわるのであれば、動きやすい服装はなにか?
などなど、たくさんのことを準備したほうが、より楽しめるでしょう。
同じことがテニスにもいうことができます。
・いつ目標を達成したいのか?
・今の自分には何ができていて、何ができないのか?
・目標を達成するときには、何ができていないといけないのか?
・目標を達成するために、手をつけていきやすいことは何なのか?
・いまできていないことは何が原因なのか?どう改善していけばよさそうか?
・いまできていないことを練習する方法はなにか?
・いまできていない、それぞれのことをいつまでにできていなければならないのか?
というようなことを、考えておかなくてはなりません。
それも、技術面・身体面・精神面から捉えて、まずは要素を分解し、それを順序立てて組み立て、計画をたてる必要があります。
まずは、いま自分がどういう思考パターンで取り組んでいるかを振り返っていただき、もしも思い当たる節がある方は、上に書いたようなことを気をつけていただけると、きっと少しずつ変化が出てくることでしょう!
皆さんが、素晴らしいテニス人生を送られることを祈っています!