試合で勝つためのメンタル改善法④ 『自分の強みを考える』
2016/01/20
試合で勝つためのメンタル改善法④
ポイント『自分の強みを考える!』
私はテニスに向いていないのかな??
前回までの投稿で、計画の立て方について考えてきました。
もしまだご覧になられていない方はこちらもあわせてご覧ください。
そして、今日は前回考えた『優先順位のつけかた』とも関連してくるのですが、自分の強みや弱みは何か、という点について考えたいと思います。
試合で負けたり、なかなかうまくいかなかったりすると、
『自分で向いていないのではないか?』と思うことありませんでしょうか?
かくいう私は、実はテニスをやっている時にずっっと思っていました。
自己紹介にもありますが、私は相当な運動音痴で、徒競走をすれば常にビリ組、遊ぶのももっぱら屋内派、サッカーをすれば骨を折る、といった状況でした。
そんな自分でしたので、到底自分が運動に向いているとは思っていませんでした。
(なのに、なぜテニスをやっていたのか、という話は長くなりますので、別の機会にさせていただくとして。。。)
ですので、テニスで試合をしたりしていながら、足が速い選手やパワーがある選手を見たりすると、「いいなぁ」と心の底から思ったものです。
強い選手やあこがれの選手のまねをしたい!
テニスを始めるきっかけや、強くなりたい、というきっかけには人それぞれのものがあると思いますが、やはりあこがれの選手のようになりたい、というのはありますね!
だいぶ古いですが、私の世代でいくと、アンドレ・アガシ選手などは、テニスもさることながら、そのキャラクターも含めて憧れた選手でした。
今で行くと、日本で言えばやはり錦織選手でしょうか。
また、錦織選手がここまで強くなる前で行くと、やはりフェデラー選手は誰しもが憧れるのではないでしょうか?
ただ、本当に難しいのは、時によって、人は自分にないものにあこがれてしまうことです。
たとえば、私であれば足が遅いので足が速い選手を羨ましい、と思いましたし、パワーがなかったので、パワーを求めた部分がありました。
ですが、それだと自分が不得意な部分、苦手な部分に時間をかけることになってしまいます。
色々な勝ち方がある!
ですが、テニスという競技には色々な勝ち方があります。
もちろん華麗にエースを取って勝つ選手もいますが、泥臭くポイントを取る選手もいます。
様々なショットがあり、様々な戦略があります。
私の最後の勝ち方は、粘りながら、チャンスを伺うようなプレースタイルでした。
強いショットはなかったものの、地道に長距離のトレーニングを積み重ねていたので、フットワークは長所としてもっていました。
一方でボレーは本当に下手くそで、真ん中にもあたらないこともしばしばでした。
ですので、その長所を活かし、ただつなぐわけではないが、優位にラリーをできるような状況をキープして、チャンスを伺い、チャンスが来たらフォアハンドで追い込んでいくようなプレーを選択しました。
そしてボレーは苦手でしたので、よっぽどのどチャンスボールが来ないかぎりは、少し前でストロークを打った後も、そのままベースラインに戻ることを選択していました。
正直なところ、華麗にボレーを決める選手が本当に羨ましかったですし、強いストロークで追い込んでいく選手が本当に羨ましかったです。
ですが、それを「仕方ない!」と割り切ることで、自分のスタイルが固まりましたし、やるべきことも決まりました。
そしてそれが結果につながったのかな、と振り返って思います。
このように、テニスには本当に色々な闘い方があると思います。
ですので、いま悩んでいらっしゃる方も、このように自分の良さを見つめることで、なにか新しい視点がひらけてくると思います!
みなさんのテニスが上達することを祈っています!