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敵を知り、己を知れば、百戦危うからず

   

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 ポイント『自分を正しく知る』

 

孫子の兵法で、『敵を知り、己を知れば、百戦危うからず』という言葉があります。

ご存じの方も多くいらっしゃると思いますが、敵についても味方についても実情をしっかり熟知していれば、100回戦っても負けない、という意味です。

 

この言葉をご存じの方は多くいらっしゃるでしょう。ただ、本当にこの言葉通り、自分の技術力を明確に把握していらっしゃる方はどの程度いらっしゃるでしょうか?

たとえば、今あなたのセカンドサービスの確率は何割か答えられる方はいらっしゃるでしょうか?

たとえば、あなたのアンフォーストエラーやウイナーの数がゲームで何本くらいあるか答えられる方はいらっしゃるでしょうか?

 

自分こそが、自分を色眼鏡で見てしまう

 

正直なところ、試合で勝てるようになるまで、私は、まったく即答できませんでした。

私の場合は、自分のことを過大評価し、そして過大評価しているものの、なんとなく自分であまり実力がないのがわかっていたので、実際に実力を図れるような練習から逃げたり、もしその機会があったとしても、「今日はちょっと調子が悪かったんだ」というように自分で言い訳をしていました。

 

私の場合は、過大評価でしたが、一方で、過小評価している人もいるでしょう。

自分には実力がないんだ、と思い込み、自分の技術力を無いものと思っている方もいらっしゃるかもしれません。

 

私たちは、自分にはこうあってほしい、あるいは、自分はこんな人間である、というように、自分で自分のことを決めてしまいがちです。

そして、自分で作った色眼鏡で、自分のことを見てしまいがちです。

 

ですが、今の自分の姿をありのままに見たときに、はじめて自分がこうなりたい、勝てるようになりたい、という姿の自分と、きちんと比較することができます。

そして、自分の強み、弱みをきちんと把握することで、弱みを出さずに強みで戦う方法を考えたり、弱みを改善するための練習を始めることができます。

 

ですので、まずは、自分のことをしっかり知ることからはじめましょう。あなたが自分を知ることが、大きな山を登っていくための第一歩になります。

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 - 戦略・戦術・ショットの選択, 試合で強くなるための練習法