テクニックコラム『適当に打てない３つの理由 』【テニス上達コラム】

 

 

前回のコラムでは、『適当な感じ』についてお伝えしました。

とてつもなくボレーが上手な先輩が、『ボレーは適当に打つ』と言われたこと、また、自分で練習をしていたときに、『もういいや、適当にやってみよう』と考えた時に、思いの外、軽くボールが打てたことについてお伝えしました。

この感覚がつかめてみると、当時先輩が言っていた『適当に打つ』という言葉の意味が少しずつ分かってきた気がします。

では、なぜそれまで私は『適当に打つ』ことの意味がよく理解できなかったのでしょうか？
その原因を探れば、皆さんがうまく打てるようになるための近道をお伝えすることもできると思いました。

自分は、なぜ適当に打つことができていなかったのか、を振り返ると、大きく３つの要素があると思いました。
１．ボールとの距離感がつかめていない
２．狙う感覚が正しくできていない
３．体の感覚がよくわからない
です。

まず、テニスを始めて、多くの方が課題として
『ボールがラケットに当たらない』
『ボールがコートに入らない』または『ボールが狙った場所に行かない』
という課題が生まれます。

おそらくこの課題を感じたことがない方はいらっしゃらないのではないでしょうか？

そして、この課題を解決しようとする時に、手先をコントロールして、解決をしようとすると、スイングが崩れていく大きな要因になっていきます。

（続く）

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