しくじらないためのテニスの取組み方!こんなふうに考えていたら要注意!第6回
2017/01/10
有名なコーチに習ったものの。。。
さて、高校時代をそんなテニススクールで過ごしながら、練習していた私です。
ですが、徐々に学年もあがり、スクール内で練習をするにも、コーチはレッスンもあるし、かといって同じクラスの子達は、中学生や小学生が多く、あまり練習相手に満足していませんでした。
もちろん当時の自分の中では
『こんな練習環境だから、自分はうまくなれない』
です。
そして、当時のコーチにもそんなようなことは主張していたと思います。
そんな折、色々な関係から、とある昔すごく強かったというコーチにレッスンをしていただけることになりました。
そのコーチの経歴は素晴らしいものです。
– 元デビスカップ日本代表選手
– 各グランドスラム予選出場 等々
今も現役でコーチをされていますが、素晴らしいプロフィールですね。。。
まさに、申し分のないコーチです。
そんな素晴らしいコーチに習えることになったので、環境のせいにしていた私にはまたとない機会でした。
その時通っていたコーチにも了承を得て、そのコーチに週に1~2回程度習い始めました。
たしか3ヶ月~半年くらい習ったように思います。
さて、それで大きく成長を遂げることができたでしょうか?!!
結論は、残念なことに、大きな変化はあらわれませんでした。
たしかに良いコーチで、厳しいメニュー等もやりました。練習自体はけっこう厳しいものだったと思います。
ですが、振り返って思うと、やはり名選手と名コーチは違う、ということでした。
とはいっても、そのコーチが良くないコーチというわけではありません。
解説していきますと、
そのコーチや、その他の昔活躍した選手等がコーチになっている方々は、その多くがご自身が上手な打ち方ができてしまうので、特に打ち方などは工夫しなくてもできているのではないかな、と思います。
これは普通の人でも同じことが言えて、たとえばあなたが
『なぜ歩けるのですか?』と言われても、特に意識せずに普通に歩いているから、どうやったら歩けるようになるかは、説明できないと思います。
ですので、おそらく、うまく打てるプレーヤーに対して、そのプレーヤーに対して、その打ち方を使って勝つために必要なことを教える、という部分では、素晴らしいコーチなのでは、と思います。
ですが、残念なことに私は、うまく打てないプレーヤーでした。ですので、そのコーチやその他の素晴らしいコーチが、当たり前にできることが私にはできなかったのです。
いま振り返ると、このように整理できますが、当時はまったくよくわかりませんでした。
素晴らしいコーチに習っているのに、相変わらず試合では勝てない日々が続きました。。
(続く)