メンタルコラム【テニス上達コラム】
2017/01/29
試合でなかなか緊張して実力が出せない、というお話を時折伺います。
私もそう思っていました。『練習ではできるのに、試合になるとなかなか実力が発揮できない』
では、なぜ私たちは緊張してしまうのでしょうか?少し掘り下げてみましょう。
おそらくはその緊張の背後には『負けたらどうしよう』『失敗したらどうしよう』という考えが存在すると思います。
ここで考え付きがちな対処方法が『じゃあそれを考えないようにしよう!』というものです。
私も、かなりこの方法でトライしようとしたことがあります。
ですが、おそらくは『考えないようにする』ことでは解決にはならないと思います。
というのも、『考えないように』している時点で、すでに『考えている』ことが前提にあるからです。
紙に文字を書いたとしましょう。その文字を消そうとするためには、紙に文字が書かれていないと文字を消すことはできません。ですので、『文字を消そう』と心がけるためには、『文字が書かれている』ことが必要なわけです。
ということは、『緊張しないようにする』ためには、まず『緊張する』ことが必要なように、自分で仕向けている、と考えることができます。
では、試合で高いパフォーマンスを発揮するためには、どのようにすれば良いのでしょう。
次回のコラムでさらに掘り下げていきたいと思います。