しくじらないためのテニスの取組み方!こんなふうに考えていたら要注意!第10回
2017/01/10
どうしたら力が抜けますか??
大学時代、時々ある、ひじょうに大きなテニスアカデミーに練習に行っていた時期がありました。
というのも、大学での部活の規則も、徐々に柔軟なものになってきており、きちんと申告して、大学とも連携したアカデミーで練習をすることが認められてきていました。
そこで、常に環境のせいにしたがる自分は、そのアカデミーに時々練習をしに行っていました。
そのアカデミーは日本でもひじょうに有数のコート面数を誇るアカデミーで、プロの選手も輩出しているアカデミーです。
そのアカデミーは、プロ選手なども練習に来るような環境なので、18歳以上向けのコースがあり、そこで練習をしていました。
そこのコーチも、外国人コーチや、過去日本一になったことのあるコーチなど、実績のあるコーチが多くそろっていました。
そのため、いうなれば上達するために申し分のない環境です。
プロ選手も輩出しており、コーチ陣も素晴らしいときていたので、『この環境であれば、自分も結果を出せる!』と思っていました。
そこで、練習をしていた時のこと、ドリルや練習メニューの内容は忘れてしまいましたが、何かの拍子にその時のコーチに
『もっと力を抜いたほうがいいよ』
とアドバイスをいただきました。
当時の私は、様々な先輩方から、『力が入っている』と指摘を受けていました。しかし、自分では力が入っているつもりがなく、あまりよくわかりませんでした。
でも、一方で、頭のなかでは、軸を中心に回し、できるだけ腕の力は抜いたほうが良いボールが打てる、ということは理解していたので、力を抜くことの必要性は
感じていました。
でも、どうやって力を抜いたら良いのか、そもそも自分が力が入っているのかどうかがわかりませんでした。
ですので、そのコーチに
『どうしたら力を抜けますか』
とたずねました。
するとそのコーチには
『たくさん打っていくしかない』
と言われました。
前回のメールでも書いたように、当時の自分はとりあえず量をたくさんやれば、他の人より抜きん出れると考えていたので、自分の中では出来る限りの時間を
テニスに注いでいました。トレーニングもしていました。
なのに、このうえさらに『たくさん打つ』というアドバイスだったのです。
『これだけ自分はやっているのにできないから、聞いているのに!』
と思いましたが、口には出せず。。。
このようにして、練習をし、試合に出ては負け、を繰り返しながら、
大学1年、2年と過ぎていきました。
(続く)