道具についてのコラム３【テニス上達コラム】

 

 

前回は、ラケットを選ぶ際の視点として『重さ』をについてお伝えさせていただきました。

重さを選ぶ際に大切なのは、『スイングしたときに、その重さをうまく活かすことができ、自分の身体がそのラケットの遠心力を邪魔しないこと』がポイントでした。

そして、今回ご紹介するもう一つの視点も、詰まるところこの視点がポイントになってきます。

そのもう一つの視点は、『打球感』です。

力みのないスイングをしようと考えたときに、ラケットにボールが当たった瞬間にどのような感覚があるか、が大事なポイントになってきます。

たとえば、私のケースでお伝えさせていただくと、当たった瞬間に『遠心力で生まれた力がボールに楽に伝わってくれる感覚』があるラケットと『遠心力で生まれた力がうまくボールに伝わってくれてない感覚』があるラケットがあります。

また別の言葉で表現すると、前者は、『柔らかめ』で、当たったときの感覚が『ポーン』というような感覚、後者は、『硬め』で、当たったときの感覚が『ぐにゃ』というような感覚です。

ですので、後者でボールを打つと、スイングはいつもと一緒なのですが、その力でボールが飛んでくれる感覚が湧きづらいので、『自分で力を加えなければ』と感じて、力みが生まれていってしまうのです。

あくまでここで大事なことは、『私の感覚では』という点です。

ボールを打っていただいた際に、あなたの身体感覚がどのように感じるか、そのラケットで打つことで、むしろ身体がスムーズに動いたり、力が抜けてスイングでき、ラケットと身体の相乗効果が生まれるかどうかが大事なポイントです。

ですので、注釈でもお伝えしましたが、硬めのラケットの方が、身体感覚が逆にうまく働くような感覚を持てる方もいらっしゃると思います。

そのため、ラケットをお選びいただく際は、ぜひ試打をしていただくことをおすすめいたします。試打していただいて、打球感や重さを試してみてください！

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