『ベイビーステップに学ぶテニス上達法』その2: 6時間以上も壁打ち
2016/01/20
漫画「ベイビーステップに学ぶテニス上達法』②
6時間以上も壁打ち!
第1巻でテニスにのめり込んでいくエーちゃん。
体験レッスンの途中で、タクマのサービスを打ち返した感覚が忘れられなくなってしまいます。
そして、なんと6時間以上も壁打ちをします!
これはすごいですね。。。
正直なところ、そんなに壁打ちだけで6時間もできません。。。
でも、エーちゃんの生き様はかっこいい!
別にテニスでなくてもかまいませんが、壁打ちのような、見方によると単調なことをやり続けること、あなたにはできますか?
正直なところ、わたし自身も自信がありません。。
でも、このエーちゃんの壁打ちをしている姿には惹きつけられますね。
このように、何かに没頭している姿というのは、自然と人を惹きつけていき、そしてまわりに影響をおよぼしていきます。
実際に、漫画の中でも鷹崎さんが
「私もがんばんなきゃ」
というように、影響を受けていますね。
でも、なぜ自分も含め、このように没頭することができないのでしょうか?
やらされていることはできない
ひとつ目は、
『やらされていないか』
です。
人は、自分が心から選んで選択した決断であれば、その決断をやり続けると思います。
しかし、誰かに決められたものはそうはいきません。
頭では納得していても、心のどこかで「あの人が決めたことだし」とか思ってしまうものです。
そう思った瞬間から、「いかにやめるか」とか「いかに手を抜くか」ということを考えだしてしまうものです。
それでは6時間も壁打ちはできません。
また、頭では「自分で決めた」と思っていても、心のどこかではそう思っていないケースもあります。
それを確認するには、何をさておいてもそれをやりたいか、を自分に聞いてみましょう。
エーちゃんは、おそらく勉強が終わって、ゆっくりしたり、テレビを見たりする時間を省いてでも壁打ちをすることを選んだのでしょう。
もし、これが誰かが決めたことであったら、テレビが見たいから、勉強で疲れたから、と言い訳をして、とても6時間も壁打ちなんてしないでしょう。
感覚を突き詰める
ふたつ目は
『感覚を突き詰める』
ということです。
エーちゃんが壁打ちをしている時に、追い求めているのが、うまく打つという『結果』も追い求めていますが、同時に『感覚』を追い求めています。
なにか練習するときには、「こう打ちたい」という結果だけを追い求めがちですが、そうなってしまうと、
うまく打てた→成功
うまく打てなかった→失敗
という見方だけになってしまいます。
しかし、そうなってしまうと、結果に一喜一憂し、振り回されてしまいます。
そのような状態で6時間ものモチベーションを維持するのは難しいでしょう。
しかし、『感覚』を追い求める視点になれば、戦う相手は自分自身になります。
そこには勝ちも負けもなく、ただただ良い感覚だけを追い求めていくものになるでしょう。
エーちゃんが、壁打ちに没頭している様子を、自分なりに少し考えてみました。
多くの人が「こんなの無理でしょ」と思う一方で、誰しもがそんな姿に惹かれ、憧れますよね。
一緒にエーちゃんに学んでいきましょう!