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試合で勝つためのメンタル改善法⑧ 『ルーティン』

      2016/03/12

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試合で勝つためのメンタル改善法⑧『ルーティン』

ポイント『意味のあるルーティンを!』

ただ、ルーティンをしているだけで良いプレーができるのか?

コーチングの場面や雑誌で、よく自分が落ち着いたプレーをするために、ルーティン動作をしましょう!というアドバイスがあります。

たしかに、プロ選手は誰もがルーティン動作を行っていますね。

たとえば、ナダル選手のコイントス後のダッシュ
イチロー選手の打つ前の動作

等々は特に有名でしょう。

たしかにルーティン動作は、プロ選手であれば誰もが行っているものであり、それを行ったほうが良さそうであることは間違いないです。

でも、ただルーティン動作をすれば本当に高いパフォーマンスを発揮したプレーができるのでしょうか?
いつも自信のない選手が、自信をもってプレーができるのでしょうか?

 

ルーティン動作しても、緊張しちゃうじゃん!

 

私も選手時代、ルーティンをするように言われ、サービス前のボールを突く動作等を注意して行っていました。

ただ、、、、

正直なところ、それをただやっただけでは、なにも変化があるように思えませんでした。

というか、別にこんなことしても、緊張するし!!

しかし、まぁ良いものらしいし、プロもみんなやっているから、とりあえずみんながやっていそうなものを、続けていこう、というくらいの気持ちでやっていました。

しかし、徐々に自分にテニスや技術と深く向き合っていくと、ルーティン動作はひじょうに大事なものだということがわかってきました。

ただ、ポイントは、それがなんのために行われていて、どういうふうに行うと意味があるのか、という点がひじょうに大事だと気づきました。

自分の心のくせや、技術的なくせを試合で出にくくするには?

自分の技術面や、メンタル面と向き合っていくと、自分の癖というものが出てきます。

たとえば、私であれば、勝ちたい、という気持ちが強すぎるあまり、もう少しで勝てそうだ、という場面になると、焦ってポイントを終わらせたくなりました。

また、技術的な面でいけば、リターンの技術はあまり得意でなかったです。

でも、そういった癖はなかなか治りづらいものでした。
しかし、試合は癖が治るのを待ってはくれません。

その時に、ルーティンと結びつけることを思いついたのです!

きっとプロのルーティンも目的がある

おそらくは、プロ選手が行っているルーティンにも一つ一つ目的があるでしょう。

自分の技術的な修正点や、メンタル的な修正点と向き合った時に生まれてきたものだと思います。

たとえば、わたしの例で行けば、勝ちたいという気持ちが出てきてしまうと、サービスの動作が早くなってしまい、1stサービスの確率が落ちていました。

そこで、サービスを打つ前にボールを突く動作の回数とテンポを統一するようにしました。

また、リターンの場合は、構えに入る前に、身体をターンする動作を入れ、ボールへの対応がしやすいように考えてみました。

このように癖と向き合うことから生まれるルーティンはひじょうに意味があるものでした。

 

効果①思い出させてくれる

そのひとつめは、過去の経験を思い出させてくれることです。

特にメンタル的なくせというのは、自分がどっぷりと戦っている時には、自分が見えなくなってしまい、同じ失敗をしてしまったりするものです。

ですが、ここでルーティンにメンタル的な癖を意味づけておくと、過去の経験を思い出させてくれ、行動を始める前に意識づけをしながら行うことができます。

そうすることで、少なくとも前と同じ失敗はしなくて済むようになります。

 

効果②今やるべきことに着目できる

ふたつめは、今やるべきことに意識を向けることができるようになります。

えてして、試合中は、

・あ~、あのポイントもっとこうしておけばよかったな
とか

・なんか相手のプレースタイル嫌だなぁ
とか

・このサービス入ったら、相手がリターンミスしてくれないかなぁ
とか

過去や未来や周りのことに意識をとられがちです。

しかし、このルーティン動作を意味づけながら行うことで、今やるべきことに意識を持ってくることができます。

そうすることで、高いパフォーマンスを発揮しやすくなるのです。

ですので、みなさんもぜひ「意味のあるルーティン」を考え、試してみてください!!

 

 

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