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試合で勝つためのメンタル改善法② 『問題点を分類する!』

      2016/01/20

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試合で勝つためのメンタル改善法②

ポイント『問題点を分類する!』

いまミスしているのが、なぜなのかわからない!

 

テニスをしていて、ストロークやサービスなど、ショットを打っている時に、ミスをしてしまったり、思い通りのショットができなかったりすることが必ずありますよね。

たとえば、前まではけっこう安定してバックハンドが入っていたのに、全く安定しなくなったり。

フォアハンドに苦手意識があり、前に飛ばそうとしているのに、どうしても上のほうに上がってしまったり。

相手が速いボールになると、どうしても対応できなくなったり。

 

練習を重ねても、やはり新たな課題点というのは出てくるので、色々なことができるようになってきても、もっとうまくなりたい、という向上心があるかぎりは、ミスは生まれてしまいます。

でも、そのミスが生まれた時に、きちんと対応して改善のサイクルに入れればよいのですが、その理由がわからないと、同じミスを繰り返してしまい、上達も止まってしまいます。

 

調子が悪いで片付けてはダメ!

 

仲間内でテニスをしたり、きちんとしたコーチに習わない環境でテニスをしたりされていると、そのような状況になったときに、

「調子が悪いからなぁ」

で片付けてしまうこと、ありませんか?

出来る限り、この「調子が悪い」という言葉で片付けるのは避けてください。
この言葉で片付けてしまうと、なぜミスをしているのか、が、それ以上かんがえることがされず、そこでとまってしまうからです。

(ちなみにこのパターンでよくあるのが、「足が動いていない」と「ボールを見ていない」ですね。こちらも「調子が悪い」といっしょで、あいまいな状態で片付けられてしまうので、そしたらどうしたらよくなっていくのか、が、わからないままになってしまいます)

 

テニスの要素を分類しておく

 

では、どうしたらよいのでしょうか?

たとえですが、料理にたとえて考えてみましょう。

料理をするときには、どのような要素に分類されるでしょうか?

まずは、
食材をそろえることが必要ですね。
そして、次は下ごしらえですね。じゃがいもを切ったりします。
そして、次に調味料を準備しておきます。場合によっては量をはかったり、まぜたりしておきます。
そして、調理です。焼いたり、煮たりしていって、最後に完成します。

では、料理を失敗してしまった時には、おそらくこの分類した要素のどこかで、レシピどおりにいっていない要素があるはずです。

たとえば、じゃがいもでなく、さつまいもを使ったりとか。。

じゃがいもを1cmに切るのに、大きく切ってしまったりとか。。

塩のかわりに砂糖を入れたりとか。。

煮る時間が20分なのに、40分煮たりとか。。

 

こういった経緯を経て失敗していきますね。
では、テニスの場合は何に分類されるのでしょうか?
こちらはコーチによって考えかたも違うかもしれませんが、私の場合は次のように考えています。

 

①技術
こちらはいわゆる打ち方です。ストロークやボレー、サービス等を打つ時の、身体の使い方や力のいれかた、ぬきかたになります。

 

②フットワーク・ボールとの距離感
こちらは、ボールとの距離感の合わせ方です。ですので、フットワークとつながってきます。また、距離感をあわせるためには、目でボールをとらえて、それをフットワークとあわせていくような要素が必要となります。

 

③状況の把握と選択
打ち方やボールとの距離感ができてきたら、今度は来たボールがどういうボールで、それに対して自分が打てるショット(入るショット)を打つために、どのショットを選択するべきか、という判断が必要となります。
たとえば、すごく追い込まれているのに、いきなりエース級のショットを狙おうとしても、ポイントを取るのはかなり厳しいですね。
そのような確率的な考え方になってきます。

 

④ゲームの流れ、メンタル、戦略
最後は、ゲームの流れやメンタル的な要素になってきます。
①~③までの要素を用いて、ゲームでいかに最大のパフォーマンスを出すか、という部分になります。

 

それぞれの練習が何のための練習なのかを整理する

 

このように整理して考えると、おのずと練習方法も整理されてくるはずです。
それぞれの要素を改善していくことで、テニスがうまくなっていくはずですから、それぞれの要素にあわせた練習方法があります。

 

①を改善するための練習は、すごくシンプルな球出しになりますね。手で出して、その場でも打てるような球を出してもらい、打ち方に意識がいくように練習します。

 

②を改善するための練習は、球出しドリルが中心となります。ラケット等で球出しされたボールに対して、どこに構えを作ればよいかを意識しながら行う練習になります。

 

③を改善するための練習は、ラリー練習になりますね。ラリーの中で様々な状況が生まれる中で、自分のショットを選択したり、ポジションを選択したりする練習になります。

 

④を改善するのは、ポイント練習や試合練習になります。そのなかで、自分の精神的な部分や、ゲームの流れを磨きます。

 

以上となります。
ですので、みなさんも、なにかミスをしたり、試合で負けた時には、この要素に分類してまずは整理してみましょう!

 

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