テニスをうまくなる、上達するための考え方 ~このブログで伝えたいこと~
2016/01/19
あなたが一番時間をさいている練習は??
スポーツで上達する、強くなるために必要なことといえば、いわゆる「心」「技」「体」ですが、みなさんはこのなかでどこをもっとも注力して取り組まれているでしょうか?
やはりオンコートで行う技術的な練習というのが最も時間をさいて練習を行っているのではないでしょうか?
しかし、試合をしてみて、こんな経験はありませんでしょうか?
・せっかくたくさん練習をしたのに、その技術を使う場面がなかった
・練習ではけっこうできていたのに、試合になるとうまく打てなかった
・緊張した場面で、どういうプレーをしたらいいのか、わからなくなってしまった
いかがでしょうか?
試合に出ているプレーヤーであれば、誰もがこのような想いを持たれたことがあると思います。
では、上に上げたような経験を、オンコートで行う練習だけで改善することができたでしょうか?あるいは、改善していくことはできそうでしょうか?
もし、この答えで完全に『YES』と答えられる方は、このブログはあなたにとって必要ではないかもしれません。
ですが、もし、少しでも思い当たる節が有る方には、このブログがお役に立てる場面があると思います。
では心技体の要素を強化すればよいのか??
一歩進めて考えてみましょう。
それでは、心技体の要素を強化していけばよいのでしょうか?
たしかに、この3要素を強化していくことは、オンコートで技術練習をしているだけよりかは、勝てる確率があがってくると思います。
ですが、たとえば先程の
・せっかくたくさん練習をしたのに、その技術を使う場面がなかった
という質問に対して、心技体のいずれかで応えることはできそうでしょうか?
たしかに、メンタルを鍛えることによって、練習した内容を緊張した場面で発揮することはできそうです。
ですが、そもそもその技術を発揮する場面がなかったら、鍛えたメンタルが威力を発揮するシーンもなかなか来ないのではないでしょうか?
試合のための練習ってどうやればいいの?
私が選手として活動していた時、よくコーチに「試合のための練習をしなさい」と言われました。
たしかに言われることはわかります。なんとなく練習のための練習になっていて、試合に結びついていない感じはわかっていました。
しかし、どのあたりが練習のための練習になっていて、どうすれば試合のための練習になるのか、よくわかりませんでした。
試合のための練習と言われると、ポイント練習や実戦に近いゲーム練習のことかと考え、そのような練習を重ねた日々もありました。
ですが、それでは結果は出ませんでした。
そして、その疑問を何年も抱えながら、試合では負けていくという日々を重ねていきました。
自分としては、迷った時は必ず厳しい道を選んでいるつもりで努力しているのに、なかなか結果が出ませんでした。
そして、負け続けた試合内容と、練習してきた内容を振り返っていると、あるキーワードが浮かび上がってきたのです。
『戦略がない』
戦略の必要性
テニスの試合は、相手との戦いです。スポーツの試合は、擬似的に戦争をするために作り上げられたものとも言われています。
そのため、相手に勝つためには、戦略を練り、それを実行していく能力が必要不可欠になります。
しかし、私にはそんな考えがまったく浮かんでいませんでした。
ただ厳しい練習をして、トレーニングをすれば、勝てるようになる、と考えていました。ですが、それではなかなか勝てない事実にぶつかった時、「戦略」の必要性に気づいたのです。
つまり、勝負に勝つためには、次の4つの要素が必要だったのです。
そして、それと同時にもう一つの疑問が頭に浮かびました。
あれ?このショットって試合で使う??
自分が試合でどのように戦って、相手に勝とうとするかを考え始めると、自分にとって必要なショットとそうでないショットが分かれてきます。
どのショットをどのように使うことで、自分の戦略につながるのか。
また、自分の戦略を実現するために、いま足りない技術はなんなのか。
こういった疑問が出てきたのです。
そして、次のような事実に気づきました。
それぞれの要素がそれぞれに影響を与え合っている、という事実に気づきました。
技術練習をすることで、戦略につながり、また戦略を磨こうとすることで、メンタル的な強さも必要とされていく、といった具合に、これらの要素がお互いに影響し合い、それらをバランスよく強化していくことで、少しずつ試合に勝つことができていきました。
このブログには、その過程で学んでいった、『どのようにすれば戦略を立てられるようになるのか?』『どのように練習していくことで、それぞれの要素をつなげながら、勝てるテニスにしていくことができるのか』という内容を少しずつアップしています。
ぜひ、ご覧頂き、あなたのテニスに活かしていただけたらと思っています。