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しくじらないためのテニスの取組み方!こんなふうに考えていたら要注意!第3回

      2017/01/10

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逃げた高校生時代

さて、中学時代に着々と育まれたプライドを大切に高校に入学しました。

高校では、テニススクールなどで一生懸命にテニスをやる、という選択肢もありましたが、テニス部に入部することに決めます。

このテニス部ですが、ひじょうにハードな部活でした。まず、最初の10日間、ひたすらトレーニングばかりでした。いわゆる『辞めさせ練』のようなものですね。

テニス部は希望する人が多いのですが、安易な気持ちで入部する人を拒むために、そのようなハードなトレーニングを最初にして、絞り込みをしている部活でした。

まず、ここはなんとか乗り切りました。

次に待っていたのがボールボーイです。

ちょうど団体戦前だったので、メンバーでない1年生はボールボーイをやります。しかも全力ダッシュで。。。

そして、少しでも抜いているように見られると、練習後の挨拶の時に
『一年、全然気合入ってないから、あとでまわっといて』
という死の宣告です。

『まわっといて』とは、校内の決められたコースをランニング、という意味です。(ぐるぐるまわるので、『まわし』ですね)

おおよそ30分位ですが、これがまた理不尽な理由で言われるんですね。。。

そんな時期も乗り切り、団体戦も終わって、通常練習に入りました。やっと少しずつテニスをすることができます。

とはいえ、まだ一年生なので、コートの後片付けや清掃等の仕事も多く、なかなかテニスをする時間はありませんでした。

そんな時期を経て、秋の試合のメンバー決めの部内戦がありました。この部内戦で、自分の弱さが露呈する出来事が起きます。

当時、部内で、どうしても負けたくない同じ学年の子がいました。
当時の、人間が小さい私は、特に根拠もなく、彼より偉いようなつもりになっていました。彼もテニスの実力が自分と同じくらいでした。

そして、部内戦、なんとか勝ち上がった自分は、彼と試合になりました。
明確には覚えていませんが、もしかしたらメンバー決めを決定するような試合だったかもしれません。

結果は、、、、

負けました。

そして、残念な自分は、その事実を受け入れませんでした。
そこで自分が考えたことは、

「ボールボーイとかしているから、負けたんだ」

「後片付けとか雑用をやらされているから、練習時間が少なくて負けたんだ」

「練習コートで、高校から始めたような子たちと練習しているから負けたんだ」

と考え、すべて周囲や環境のせいにしました。

そして、思い上がった自分は

「この環境にいたら、自分が勝てなくなる」

と考え、部活をやめて、テニススクールでテニスをうまくなろう、という決断をしました。

(続く)

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