『ベイビーステップに学ぶテニス上達法』その1: エーちゃんテニスに出会う
2016/01/20
漫画「ベイビーステップに学ぶテニス上達法』①
今回から漫画「ベイビーステップ」を読み解きながら、テニスを上達するための方法を考えていきましょう。
言わずもがなですが、この漫画は、主人公で成績優秀のエーちゃんがテニスと出会い、テニスにのめり込み、そして大会で活躍していくようすを描いた漫画です。
正直なところ、話題になっていたのは少し前ですが、いまさらながら、このブログを始めたこともあり、初めて読み進めています。
もし、まだ読まれていない方は、ぜひこのブログを読み進めながら読んでいただければと思います。
また、もしもう読まれた方も、ストーリーを思い出しながら、また日常のテニスを通して振り返っていただけたらと思います。
エーちゃんテニスに出会う!
最初に取り上げたい部分は、なんといってもエーちゃんがテニスに出会う場面ですね。
それまで成績優秀で、ノートもきっちり、お弁当も計画通りにおかずとごはんを食べるという、なんでも完璧主義でした。
そして、テニスに初めてであった時も
「老若男女が気軽にできるスポーツだし、室内コートも充実してる、週一で習うにはいいかも」
といった気軽なものでした。
テニスが『楽しい』だけでうまくなれるか?!
エーちゃんが徐々にテニスにのめり込んでいくのですが、そのきっかけとなるシーンが、タクマのサービスを打ち返した時の
「な・・・、なんだ今の!?」
といううまく打てた時の爽快感です。
それをきっかけに、その感覚を追い求めて、壁打ちを何時間も行ったり、ノートを細かくつけたり、といった持ち前の完璧主義を発揮していきます。
でも、このあとのエーちゃんの大きな成長には、「テニスを楽しむ」と「完璧主義」以外にも秘密がありそうです。
エーちゃんが大きな成長を遂げられた秘密って??
おそらく、そのこたえはエーちゃんの素直なところにあると思います。
その様子は、まわりの人との会話の中に見ることができます。
たとえば、最初の体験レッスンで倒れてしまったあとにコーチに言われた
「とりあえずは走ることじゃないかしら」
タクマのサービスを打ち返す場面での鷹崎さんのアドバイス
「グッと構えて、サッと引いて、スパーン」
こういったまわりの人からアドバイスをされたときのエーちゃんの姿勢はスポンジのようです。
このスポンジのような柔軟な姿勢が、エーちゃんが大きな成長を遂げているポイントだと思っています。
そして、そして次のシーンにそれを表す点があると、私は感じました。
わからないものをわからないという
それは、第一巻の最初のほうで、エーちゃんの友人の影山くんがエーちゃんに問いかけたシーンです。
「お前、それで楽しいの?お前の人生それで満足なわけ?」
と問いかけます。
この問いに対してエーちゃんは
「わかんない」
と答えます。
これだけの優等生ですから、プライドが邪魔をして「答えられない」と答えるのに抵抗がありそうなものです。
それなのに、すんなりと、「わかんない」と答えるところに、謙虚さと素直さを強く感じました。
たしかに、そんな姿勢でいたら、色々なひとのアドバイスをどんどん吸収して、うまくなりそうですね。
これからも一緒にエーちゃんに学んでいきましょう!